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2019/09/25 トピックス
本年度より開講された「ミャンマー夏期医学短期研修」が無事に終了しました

昨年度(2018年度)からミャンマープロジェクトでは、部局間研究交流協定(MOU)の締結による若手教員および大学院・学部学生の研究交流推進のために、ミャンマー第二医科大(UM2)での医学部生の訪問・視察研修を行っています。国際保健学分野の齋藤玲子教授が「公衆衛生学」の講義で昨年度のミャンマーでの研修成果を紹介されたこともあり、本年度(2019年度)は7名もの参加希望者が出ました。そこで本年度からは、当研修を新規科目として開講することとなりました。この科目のねらいは「東南アジアの発展途上国における視察研修を通じて、海外での医療活動に携わることができるグローバルな視点を持った医師の育成を目指す」となっています。

本年度は8月26日(月)〜30日(金)の5日間で実施され、参加学生達は多くのことを学び、研修の成果を上げました。現地ではUM2のProf. Dr. Aye Thida(医学教育部門)とプロジェクト特任助教の鎌田一宏医師が指導にあたりました。また、プロジェクトミャンマー人スタッフのDr. L. Di JaとDr. Su Sander Tunが色々と学生達のサポートをしてくれました。研修ではUM2での講義に加え、大学の教育病院であるノース オカラパ総合病院(NOGH)とヤンキン小児病院(YKCH)での病院実習、地域の保健所実習なども行われました。また、プロジェクトの研究拠点が設置されている国立衛生研究所(NHL)を訪問し、保健・スポーツ省医療サービス局・副局長のProf. Dr. Htay Htay Tinとも面談をしました。

短期間の研修でしたが、参加した医学生達にはミャンマーの医科大学や病院での研修・交流を通じて東南アジアの発展途上国の医療事情に対する理解を深め、将来は海外でも活躍できる医師を目指してほしいと願っています。

第二医科大学の本館前にて(Aye Tun学長(前列右3人目)、Aye Thida教授(前列右4人目)、新潟大医学生7名(グリーンポロシャツ着用)、鎌田特任助教、ミャンマー人スタッフ(Dr. L. Di ja、Dr. Su Sander Tun)と第二医科大学の医学生たち)

第二医科大学講義室にて

プロジェクトのラボが設置されているNHL(National Health Laboratory)での記念撮影

本件に関するお問い合わせ先
本件に関するお問い合わせ先
新潟大学医歯学総合研究科 ミャンマー感染症研究拠点
HP:http://www.med.niigata-u.ac.jp/idm/

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