1・2年生のカリキュラム

1年生のカリキュラム

 1年生では、外国語、自然科学、人文社会科学などの教養教育に関する科目を学びます。これらの授業は医学部のある旭町キャンパスから少し離れた五十嵐キャンパスにおいて、他の学部の学生と一緒に行われます。医学に関係した科目としては、「医学序説」という必修科目があり、医学科の教授が週1回、医学に関するいろいろな話題について講義を行います。
 また、夏季休暇中に、「早期医学体験実習(early medical exposure)」という医療体験コースが一週間あります。実際の医療現場で患者さんと触れあい、医師の働く姿を観察し、その見学の結果について、アクティブラーニングを通して議論し、発表します。医療安全、感染管理、多職種連携の基礎についても学びます。
 10月からは週1回、旭町キャンパスに来て「医学入門」の講義を受講して、医師になるために必要な医学・医療の入門的な内容を学びます。
 この1年間は、医学への勉強を始める助走の期間であり、他学部の学生との交流を深めるチャンスでもあります。また、クラブ活動やサークル活動などをきっかけに幅広い人間関係を養うことができます。

早期医学体験実習(early medical exposure)

アクティブ・ラーニング

2年生のカリキュラム

 2年生になると、いよいよ本格的に医学の専門科目がはじまります。この学年では医学の基礎知識としてのたくさんの科目を学ぶことになります。まず「解剖学」、「生理学」、「生化学」を中心とする医学の基本となる基礎医学の科目を学んでいきます。これらの科目では、構造、機能、物質、遺伝子などさまざまな視点からわたしたちの「からだ」を学んでいきます。医師に必要な医学の基礎となる知識を修得する重要なカリキュラムです。
 「基礎臨床統合」では、アクティブラーニングを通して将来医師となるために必要なプロフェッショナリズムを身につけます。「多職種連携教育」では保健学科の学生と共に学修します。「行動科学」では、患者さんの心理や社会的背景を理解する能力を獲得します。また、「医学情報学」では、医学に必要な統計学を始めとした情報処理の手法を学びます。

「人体の構造と機能」の顕微鏡実習

神経解剖学実習