HIV感染症と社会福祉制度

介護が必要になったら

訪問看護

 自宅で医療的なケアが必要な場合、看護師による訪問看護を受けることができます。
 訪問看護には医療保険によるものと、介護保険によるものがあります。
 原則は介護保険が優先となりますが、後天性免疫不全症候群の場合は医療保険が優先される場合があります。

医療保険と介護保険の違い

横にスクロールすることができます。

  医療保険 介護保険
自己負担 3割
(自立支援医療があれば1割※)
1割
費用 時間単位で計算 1日単位で計算
派遣回数 週に3回まで
(病名・病状により毎日)
介護度の範囲なら制限なし
交通費 必要 不要

自治体により異なる場合があります

利用するには?

 訪問看護を利用するためには、主治医からの「指示書」が必要になります。
 医療保険で利用する場合は、利用者が直接訪問看護事業所に申請することになります。介護保険の場合は、担当のケアマネージャーが仲介してくれますので、相談するとよいでしょう。