目的
21世紀の医療課題(多様化するニーズ)
- 高度先進医療の推進
- 多様化する価値観と生命倫理
- 情報公開による開かれた医療
- 社会的ストレスの増大への対策
- 少子高齢化、過疎化、環境問題などへの対策
生命科学や技術の著しい進歩
- 生命科学研究の発展
- 先端技術の開発
- 情報技術の進歩
こうした変化に柔軟かつ素早く対応し、高度な教育、研究をおこなう総合的大学院が不可欠となりました。
大学院医歯学総合研究科の設立
この研究の目的
研究科は、先端生命科学を担う研究者、疾病の診断・治療に役立つ探索型医療研究者及び高度医療・保健指導を担当できる専門職業人を養成することを目的とする。
研究科の各専攻の目的は、次に掲げるとおりとする。
- 医科学専攻は、医学、歯学及び獣医学部以外の卒業生を対象とし、医学、生命科学を基礎とした医科学教育・研究活動を行い、生命科学の進展・拡大に伴い発現しているテーラーメイド医療、再生医療、情報化社会に適合した地域医療等の課題を探索し、医療・福祉分野での基礎的医学研究者及び高度専門職業人を養成する。
- 分子細胞医学専攻は、疾患を分子細胞生物学的手法で解析する研究を行い、疾患の予防法、治療法を開発するとともに、分子細胞医学に関わる先端生命科学、応用専門医学、境界領域医学の研究者及び高度医療専門職業人を養成する。
- 生体機能調節医学専攻は、生体を臓器、器官の面から総合的に捉え、生体機能、病態を解析する研究を行い、疾患の予防法、治療法を開発するとともに、生体機能調節医学に関わる先端生命科学、応用専門医学、境界領域医学の研究者及び高度医療専門職業人を養成する。
- 地域疾病制御医学専攻は、疾病を社会、空間、時間などとの関連から分析する研究を行い、少子高齢化、情報化社会に対応する地域的疾病の予防法、制御法を開発するとともに、地域疾病制御医学に関わる先端生命科学、応用専門医学、境界領域医学の研究者及び高度医療専門職業人を養成する。
- 口腔生命科学専攻は、口腔科学に関する教育・研究に取り組み、自ら研究課題を開拓し、独創的な研究を遂行する能力のある研究者及び科学的基盤をもち超高齢社会で指導者となる高度医療専門職業人を育成する。