新井 香穂(腎・膠原病内科学 令和5年度修了者)
学部時代に栄養学を学ぶ中で臨床分野に興味を持ち、食事と深い関わりのある腎臓病についてより学びたいと思い、腎臓分野の研究室に進学しました。この二年間は人との出会いに恵まれたと感じます。研究についてはもちろん、人生の相談にも親身に応じてくださる先生方や研究室の皆さんと接して、私も相手に真摯に向き合う大人に成長したいと思うようになりました。また、楽しいことも悩みも分かち合える大切な友人もでき、充実した時間を過ごすことができました。これらは進学したからこそ得られた貴重な経験です。修了後は製薬会社の技術職として働きます。私が大学院で周りの方々に支えてもらったように、誰かを支えられるような人になれるよう努力していきたいと思います。
田邊 ひかる(医科学専攻(修士課程)修了生)
幅広い科学分野に興味があり、大学院では学部で学んだ化学以外の分野に挑戦したいと考え、医科学・生化学を学べる医歯学総合研究科のオミクス生物学分野に進学しました。全く知識がない状態でのスタートでしたが、真剣に研究に向き合い、自分で調べ、考えることで理解を深め、成長できたと思います。また、先生方とのディスカッションを通して、データの見方や結果への適切なアプローチをはじめとした論理的思考を学びました。修了後は化学系企業の技術職に就き、幅広い分野の研究に携わります。医歯学総合研究科で挑戦し学んだことを糧に、さらに様々な分野に挑戦したいと考え、この進路を選択しました。今後も挑戦心を忘れず、柔軟さをもつことで真に求められる人材となれるように頑張りたいと思います。
塩ア 悠香(医科学専攻(修士課程)修了生)
医療機器の開発をすることが夢だったので、工学部を卒業したあと、医学についてもっと学びたいと考え、本学大学院に進学しました。全く知識がない状態から始まりましたが、先生方から日々熱心に指導していただき、論文投稿など2年間で貴重な経験を多くさせていただきました。また、やってみたいことについて積極的に提案したり、自分が興味ある様々なことを吸収したりできたので、提案したテーマでコンテストに入賞できたことなども印象に残っています。修士課程修了後は、医療機器メーカーに技術開発職として就職すると同時に、本学大学院博士課程に進学します。研究と技術開発の両面で社会に役立つことができるように頑張ります。
池田 和泉(医科学専攻(修士課程)修了生)
私は学部時代から臨床分野の管理栄養士として活躍したいと考えていました。学びを深めるにつれ医学についてさらに学びたいと考え、本学医科学専攻に入学いたしました。学部時代には異なる分野の研究をしていたため当分野のハイレベルな研究についていけるか不安でいっぱいでしたが、先生方の熱心なご指導により国際学会等で研究成果を発表させていただくことが出来ました。
また、ともに学んだ仲間たちはコメディカルだけでなく、理学部や工学部出身など様々なバッググラウンドを持っており、刺激を受けたことで視野が非常に広がりました。
修了後は博士課程に進学し研究を続けながら、病院で管理栄養士として働きます。研究と臨床の両立は大変だと思いますが、精進していきたいです。
海老 優樹(医科学専攻(修士課程)修了生)
私は大学生時代から、ミトコンドリアの質や量を制御する、マイトファジーという反応について研究がしたいと考えていました。そのため、マイトファジーに特化した研究を行っており、また医学にも関連した研究ができる新潟大学医歯学総合研究科への入学を決めました。所属研究室では、未知の因子の機能解析を任命され、日々新たな発見をしながら、充実した研究生活を送ることが出来ました。また、国内学会に参加する機会もいただき、研究成果発表や他の分野の方との交流を通して、自身の知識や考え方を深めることができました。卒業後は研究室生活で得た能力や経験を活かし、分野に革新を与えるような、そんな成果が出せるよう尽力していきたいです。
稲泉 茜(医科学専攻(修士課程)修了生)
「好きな研究に没頭」
私は病原性を持つ微生物が好きでその研究がやりたいと思っていました。しかし病原性微生物を取り扱う研究室は多くはなく、新潟大学の医歯学総合研究科への入学を決めました。好きな研究に没頭することができた2年間はとても充実した時間でした。結核菌と新規抗菌薬について研究しましたが、まだ誰もやったことのない研究であるため得られた結果のひとつひとつが世界初であること、将来的にこの薬が抗結核薬として実用化されたら多くの患者さんの助けになれるかもしれないことに嬉しさを感じました。また憧れていた学会で発表できたことも良い経験となりました。卒業後は製薬会社で働きますが研究生活からの学びを生かしていきたいと思います。
堀 かりん(医科学専攻(修士課程)修了生)
「日々挑戦だった2年間」
私には以前から病気のメカニズムを解明する研究者になりたいという夢がありました。新潟大学へ入学後、様々な病気について勉強していくにつれ、より専門的な勉強がしたいと考え、医歯学総合研究科の修士課程に進学しました。
2年間という短い期間でしたが、私が研究していた成人の進行性難聴は、将来多くの人が罹患する可能性があり非常に挑戦しがいのあるテーマでした。もちろんうまくいくことばかりではありませんでしたが、研究室の先生方や院生の先輩方の熱心な指導のおかげで修士課程を修了することができました。
修了後は今までとは異なる研究分野に挑戦しますが、実験データに真摯に向き合うことを忘れず、日々精進していきたいと思います。
鳥羽 宏司(医科学専攻(修士課程)修了生)
「医療と栄養と私」
私は、将来病院で管理栄養士をするという夢がありました。コメディカルとして医師と共に働くにあたり、栄養学だけでなく医学も学びたいと思い、医歯学総合研究科に入学しました。
2年間必死に研究した食事性酸負荷と腎障害については、世界的にも新たな知見であり、国内外様々な発表の機会をいただきました。そして寝る間を惜しんで遊び、アルバイトも頑張りました。
残りの人生40年間働き続けると思うと、この2年間は人生の財産であり、進学して良かったと思います。4月からは新潟市民病院で管理栄養士として働き始めますが、今後とも研究に携わりたいと思います。
斎藤 健智(医科学専攻(修士課程)修了生)
「誰でも挑戦できる場所」
医歯学総合研究科に是非来てください。医学と聞くと医学部出身しかいないイメージを持たれてしまうと思いますが、実際は理工学部から数学科まで様々な分野の方たちが当研究科で活躍しています。当然文系出身の研究者もたくさんいます。背景が全く異なる方たちと知り合うことができ、多くの仲間が出来る素敵な場所です。
私はアルツハイマー病の研究をしています。主に培養細胞を用いてアプローチをしていますが、他にも情報科学や遺伝子工学など様々な分野からアルツハイマー病研究へ取り組んでいる方がいます。医学以外の知識がたくさん生かせることは、当研究科の大きな特徴です。
自分の経験を人のために生かしたいという方、絶対に損はしません。医歯学総合研究科で一緒に研究しましょう。
島 奈津美(医科学専攻(修士課程)修了生)
「理学部から医学・製薬の世界へ」
私は新潟大学理学部数学科を卒業しました。興味がある医学に触れ、将来的に医学の道で社会貢献したいと考え、大学院への進学を決意しました。医学以外にも、生物学や化学の知識も少なく、さらに研究の基礎知識もないため、勉強と実験に追われた2年間でした。しかし、研究室の先生方のご指導と、同期の仲間とのたわいない会話のサンドウィッチで、充実した研究生活を送ることが出来ました。修了後の10月からは、製薬の世界で働くことが決定しており、就業までトロントに語学留学をします。大学院で得た挑戦心と自信を忘れずに、社会貢献していきたいです。
横山 悠太(医科学専攻(修士課程)修了生)
「更なる飛躍のための大学院生活」
医歯学総合研究科医科学専攻では、医学や歯学とは異なる分野の出身学生や社会人も多く、皆それぞれの得意とする分野を生かしながら医学、生命科学を基礎とした研究活動を行っています。自分自身も学部では管理栄養士の資格を取得したのち、当専攻で栄養疫学に関する研究を行っております。
大学院は、学部時代に学んだ栄養学を医療福祉の観点からさらに深めたいと考え入学しました。どのようにしたら栄養学をより人々の健康に生かすことができるのか、研究活動を中心に学びながら充実した毎日を送っています。研究の進行や疑問点の解決などでつまずき、なかなか前へ進めないときもありますが、その度に試行錯誤を重ねることは自分自身の力にもなりますし、何かあった時には適切にご指導・ご協力くださる先生方のもと、着実に研究活動を進めていくことができます。
当専攻で学んだ経験は必ず自分自身の力になると実感しています。興味のある方は是非、当専攻に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
生体機能調節医学専攻(博士課程)3年 加藤 君子(医科学専攻(修士課程)修了生)
私は社会人を経てから、研究者となり自分の夢を実現して社会貢献したいと考え、大学院への進学を決意しました。
研究の基礎的知識を得ることと実験に追われた2年間でしたが、先生方の温かいご指導の下、社会で学んだ発想力や実践力も活かし、充実した研究生活を送ることが出来ました。
修了後は博士課程に進学し、人類の未来に貢献できる研究を国際社会に発信していきたいと考えています。