サブスペシャリティ研修(留学)

当教室では、国内のサブスペシャリティ研修、海外留学を積極的に進めています。

※サブスペシャリティ研修を経験した先輩の声はこちらからご覧いただけます。

サブスペシャリティ研修(留学)の感想

国内でのサブスペシャリティ研修

国内でのサブスペシャリティ研修は、臨床と研究に分かれます。臨床サブスペシャリティ研修は、国内の専門性の高い施設において、小児科の中のサブスペシャリティーの中での自らの専門性を高め、専門医の獲得を目指し、そして自らの専門性を高めます。研究は、大学院在籍中や学位取得後に専門施設で更なる自らの研究を続けるためのものです。いずれも、小児科医として、自らが進みたい夢をかなえるため、施設の選択など、教室が全面的にサポートします。

主なサブスペシャリティ研修先

臨床

    • 埼玉医科大学(遺伝、新生児)
    • 埼玉医科大学ゲノム医学研究センター(代謝)
    • 埼玉県立小児医療センター(救急)
    • 東京女子医科大学東医療センター(新生児)
    • 東京女子医科大学糖尿病センター(糖尿病)
    • 国立精神・神経医療研究センター (神経)
    • 荻窪病院(血液)
    • 東京都立小児総合医療センター(感染症、腎臓、内分泌代謝)
    • 榊原記念病院 (循環器)
    • 国立成育医療研究センター(内分泌代謝、救急、こころの診療部)
    • 国立病院機構相模原病院 (アレルギー)
    • 神奈川県立こども医療センター(新生児)
    • 福井大学(子どものこころ診療部)
    • 静岡県立こども病院(血液腫瘍、こころの診療科、救急)
    • あいち小児保健医療総合センター(アレルギー)
    • 国立循環器病研究センター (循環器)
    • 兵庫県立こども病院(循環器)
    • 倉敷中央病院(新生児)

研究

  • 群馬大学 (アレルギー)
  • 名古屋大学(新生児)
  • 滋賀医科大学(循環器)
  • 大阪大学(循環器)

海外留学

基礎研究

自らの研究領域の発展のため、海外の研究施設で更なる研究も可能です。世界の第1線の研究施設で研究することで、その領域のエキスパートとなることが可能です。また、海外生活をすることで、幅広い視野を持った医師になることが可能です。自らが進みたい夢をかなえるため、海外施設の選択など、教室が全面的にサポートします。

最近の海外留学先と研究テーマ

  • The Hospital for Sick Children (循環器) 胎児超音波の研究
  • University of California, San Diego (循環器) 川崎病のバイオマーカーの研究
  • University of California, Davis (血液) ナノ分子による小児悪性腫瘍の治療の研究
  • National University of Singapore (血液) 新しい免疫療法による小児悪性腫瘍の治療の研究
  • State University of New York at Buffalo(感染症) 新しい抗微生物薬の研究

臨床研究

新潟大学小児科は、海外に研究拠点をもっています。ミャンマー国ヤンゴン市のヤンキン小児病院、ベトナム共和国ハノイ市のベトナム国立小児病院です。これらの施設で、患者の臨床検体を用いた臨床研究が可能です。これまで、ミャンマーでは、小児の重症急性呼吸器感染症の原因ウイルスの疫学研究、ベトナムでは、百日咳の研究を行っています。今後もこれらの拠点での感染症領域の研究が行われる予定で、これらに短期、長期的に参加することが可能です。

臨床研修

海外での小児科の臨床研修を行うことも可能です。米国のUSMLEなど、海外の医師国家試験に合格すれば、教室内の米国臨床経験者からの直接指導により、海外の施設での臨床研修が行えるように、教室が全面的にサポートします。

医学博士(学位)取得について

大学院に進学する場合、4年間の博士課程の中で研究を行い、医学博士(学位)の取得を目指します。新潟大学の大学院に入学する以外にも、他施設に所属しながら社会人大学院生となり、研究を続けることも可能です。研究領域は、新潟大学の基礎医学教室、他大学・研究施設で行う基礎研究、他施設と連携した臨床研究などがあります。大学院への入学時期はライフスタイルに合わせて自由に選べます。子育てをしながら大学院で研究をしている女性医師もいます。個々の状況に合わせながら、学位取得が確実にできるように教室全体でサポートしています。

近年、医学博士を取得する意義は、少なくなっていると言われていますが、医師のキャリアの中で、一定期間研究を行い、物事をじっくり考え、実験手法を学び、自らのリサーチクエスチョンに答えを出すことは、重要です。研究を行うことで、物事への洞察力は高くなり、その後の医師としてのキャリアに役立つと考えています。

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