研修紹介

初期研修

新潟大学医学部小児科学教室には、感染症・神経/腎・膠原病/循環器/内分泌・代謝・遺伝/血液・腫瘍/新生児/救急・集中治療/神経/アレルギー/心身症の診療・研究グループがあり、小児のそれぞれの分野の診療にあたっています。研修医は、これらの診療チームの1員として診療を行ってもらいます。毎日のモーニング・カンファレンスでは前日の入退院患児の検討、各専門グループによる講義、ジャーナルクラブ、毎週木曜日には総合回診、そして、各専門グループの病棟回診が毎日あります。ここで、担当外の症例についても幅広く学ぶことが可能です。また、この研修の中で、小児やその家族からの病歴の聴取方法、コミュニケーションのとり方、小児の診察の仕方、小児の検査結果の評価などを研修します。

また、新潟大学医歯学総合病院では初期研修として大学・市中病院で小児科をしっかり学びたい人におすすめの「小児科重点研修プログラム」、小児科以外の関連科も研修したい人におすすめの「自己設定研修プログラム」を用意しています。

専門研修プログラム(新潟小児科専攻医育成プログラム)

2021年4月現在11名研修中です。

新潟大学医学部小児科学教室では、「世界に通じるプロフェッショナルを育成する」ことを目的とし、一定の専門領域に偏ることなく、幅広い範囲の小児科の研修を行います。小児科の後期研修医は、3年間の研修の中で、日本小児科学会が規定する「小児科医は子どもの総合医である」という基本的姿勢に基づき、「子どもの総合診療医」「育児・健康支援者」「子どもの代弁者」「学識・研究者」「医療のプロフェッショナル」の5つの資質だけでなく、様々な教育活動を通じて、「世界に通じるプロフェッショナル」としての小児科専門医を育成します。

研修のスケジュール

基本コース

※連携施設・関連施設についてはこちらからご覧いただけます。

実際のスケジュール例

例1


例2


例3


大学病院での週間スケジュール例

半年間勤務された後期レジデントの先生の感想です。非常に様々な疾患の子供たちの診療に携わっていただきました。

先輩教室員の声

嶋ろひ先生2015年卒:2019年度大学病院研修

幅広い症例の経験が成長につながります。

他県の大学を卒業し、新発田病院で初期研修を受けました。専門研修プログラムで新潟大学を選んだのは、全県の症例が一大学に集まることで、小児科医として幅広く、かつ希少な経験ができると思ったこと、専門研修プログラムの3年間に小児科専門医の取得が可能であること。たとえば、マススクリーニングで陽性となったすべての子どもが当学に集まるように、各分野の症例が一か所に集まり、実践的に学べるのが魅力でした。また、初期研修時から新潟大学主催の勉強会に誘っていただいて、顔なじみの先生が多かったことも後押しになりました。向学心が高く、それでいてフレンドリー、その仲間に加わりたいと思ったんです。

実際に病棟に出てみると、症例の幅広さは予想を超えました。経験したことのない、いわゆる難病奇病の子どもも多く、自分の知識が足りないことを痛感。でも、ここには、感染症を始め、腎臓・免疫、血液腫瘍、循環器、内分泌・代謝、新生児の6つの診療班があり、それぞれに専門医がいます。これだけの専門医が一病院にいるのは稀なことです。患者さんにとっては頼もしく、後期研修医にとっても、その道の大家に気軽に質問ができ、教えてもらえることは貴重な経験。恵まれた環境で小児科医としてスタートできたてよかったと思っています。

今は様々な班で研修しており、現在は血液腫瘍班に所属しています。今後、いよいよ専門を決めることになりますが、今は、まだ専門は迷っています。治療の現場では、小児の病気を総合的に診療する一般小児科医が求められ、重要な役割を担っていますが、高度医療を担う専門医も必要だし、また憧れもあり、今はまだ決められません。どの道を選んだとしても、未来のある子どもたちを支えるために力を尽くしたい、輝く笑顔を守りたいという、小児科医を目指したときの決意を大切に、努力し続けたいと思います。

夫とは赴任先が違うので、結婚して半年が過ぎましたが、今のところは休日にお互いの部屋を行ったり来たり。スケジュールを合わせて旅行に行くことが楽しみです。
去年はイタリアのローマを旅行し、セグウェイに乗ってきました。

長岡赤十字病院 小児科、新生児科(病床数:605床)

深堀 響子先生
(2018年卒)

長岡赤十字病院は、中越地区の小児医療の要として、急性から慢性まで、軽症から重症まで幅広く診療しています。具体的には36床の小児病棟と午前の一般外来、午後の専門外来、時間外の救急外来や救急車の対応を行い、時にICUでの集中治療も行います。また、新生児科は県の総合周産期母子医療センターを担っており、NICUには超低出生体重児なども入院します。

常勤医は13名おり、毎日活発なカンファレンスが開かれています。最近では月に2回、初期研修医と一緒にPALSのシミュレーションを始めたりと、若手医師の意見も積極的に取り入れてくださるアットホームな雰囲気です。様々な症例を経験し力不足を感じることも多いですが、教育熱心な先生方に囲まれて、まさに「General Pediatrician」として日々研鑽を積んでいる実感があります。子どもたちの笑顔を守れるよう、強くて優しい小児科医を目指して、全力で励みたいと思います。みなさんと切磋琢磨しながら一緒に働ける日を楽しみにしています。

鶴岡市立荘内病院(病床数:521床)

川上 優吾先生
(2018年卒)

当院は山形県南庄内地域の唯一の基幹病院であり、山形県の日本海側では唯一のNICUを有しています。
医師数は常勤6人で一般小児科診療、小児救急、新生児医療の3本立てで診療を行なっています。
小児科研修としては、一般小児入院や外来、新生児医療、救急医療、検診、予防接種、また心エコー外来などの専門外来など様々な分野について経験することができます。
勉強すべき範囲がとても広く大変なこともありますが、毎日カンファレンスがあり、そこで困った症例や疑問点をいつでも相談できます。
上級医の先生方は親切で熱心に指導してくださりますし、病院からのサポートも充実しています。
唯一の県外の関連病院になりますが、新潟大学との繋がりは強く、困った症例などはいつでも大学の先生に気軽に相談できる環境ですし、新潟県で行われるセミナーなどイベントにも参加できる体制が整っています。
皆さんと働ける日を楽しみにしております。

長岡中央綜合病院 小児科

皆川 雄介先生
(2010年卒)

長岡中央綜合病院は中越地域の中核病院です。長岡赤十字病院、立川綜合病院と輪番制で長岡市の救急当番を担当しており、当院は主に1次、2次医療の診療にあたっています。当院での対応が困難な、集中治療を要する症例は長岡赤十字病院、新潟大学医歯学総合病院に搬送、診療を依頼することもあります。

6名の小児科医が勤務しており一般外来、新生児診療、予防接種、乳児健診、専門外来を行っています。昨年度の年間外来患者数は約15000人、新生児を含む年間入院数は約800人で、呼吸器疾患やアレルギー疾患の患者が多く来院しています。

個人的にはアレルギー専門医の先生に指導していただきながら、食物経口負荷試験やアレルギー診療の勉強をさせていただいています。

日々の診療に関しても、上級医の先生がたにアドバイスをいただきながら自分のペースで様々な経験を積んでいける病院だと思います。

木戸病院 小児科

村山 ゆり恵先生
(2012年卒)

木戸病院の小児科は、新潟市の主に一次・二次医療を担っています。一般外来、乳児健診、予防接種、生活習慣病外来などの他、開業医から紹介されてくる入院患者の受け入れや、当院で出生する新生児の診察をしています。

小児科医は3名で、私は現在育児中のため、女性支援枠として時短勤務を行っています。主に外来や病児保育を担当していますが、一般的な感染症の他、低身長、思春期早発症、検尿異常など、小児のcommon diseaseを数多く経験させてもらっています。

また、当院には新潟市の病児保育室「きどっこ」が併設されており、当院かかりつけの患者さんだけでなく、多くの利用者を受け入れています。朝の受け入れ診察、午後の回診を行っており、入院を要さない、いわゆる風邪のこどもたちの日々の様子を知ることができます。

3人と少人数ですが、その分症例を共有することができ、また一つの症例にじっくりと向き合うことのできる病院です。

上越総合病院 小児科(病床数:313床)

坂井 知倫先生
(2012年卒)

当院は一般病床313床の総合病院で、小児科は現在2人体制で診療を行っています。
主に1次・2次医療を担い、乳児健診や予防接種から、例えば神経難病の急性期治療まで幅広く対応しています。
また、当院は県内で有数の分娩数を誇り、新生児治療にも日々従事しています。

集中治療や外科治療を要する患者さんは主に新潟県立中央病院の先生方に依頼し、紹介・搬送をします。
より専門性を要するケースでは、各専門班の先生方にも御相談し、日々連携をとりながら診療にあたっています。
“相談のしやすさ”は新潟大学小児科の特徴の一つだと思います。当地で研修を行うにあたっては距離的な遠さはさして問題になりません。

むしろ、北陸新幹線の開通以降は東京・長野・富山・石川へのアクセスが抜群で、学会やセミナーに参加して研鑽を積むことも容易です。
もちろん旅行にも行きやすく、リフレッシュができます。
そして何より、上越では雄大な自然の中に人々の暮らしがあります。
親としては恵まれた環境で子育てができ、キャンプやアウトドアが好きな人には最高の環境が整っています。

魚沼基幹病院(病床数:328床)

谷 瑞生先生
(2018年卒)

魚沼基幹病院はその名の通り、魚沼地域の基幹病院として平成27年に開設されました。これまでは重傷患者は長岡地域を中心とした圏域外に搬送されていましたが、こうした事例に魚沼地域でも対応できるよう当院では高度医療や三次救急に対応できるスタッフや環境が整えられています。

小児分野でも、軽症から重傷まで様々な背景の子どもたちが毎日当院を受診されています。一般小児分野の他に、循環器・新生児・アレルギー・神経・内分泌・腎臓と幅広い分野に対応しており、自分一人では解決できない問題に対しても各専門家からのご指導をいただくことができます。外来や入院、健診や予防接種などを通した日々の出会いの中で、小児科医としての経験を十分に積むことができ、充実した後期研修1年目を送ることができています。

病院見学のご案内

病院見学を再開しました。また、オンライン面談も対応しておりますので、希望される方はこちらのWebフォームよりお申し込みください。

年間を通じて医学部学生の方や当教室に興味のある方を対象に、病院見学を受け入れております。

医学部学生の方:お申し込みは新潟大学医歯学総合病院 臨床研修センターのHPをご参照ください。

その他の方:小児科あてにメールを頂ければ幸いです。

お問い合わせ先

※必要項目:大学名/所属施設名/学年/名前/メールアドレス

見学スケジュールの一例

  1日目 2日目
午前 腎臓班(腎生検見学など)希望により、腎研究施設の見学も可能 外来見学(外来処置、内分泌負荷試験)血液・腫瘍班(骨髄穿刺等、病棟見学)
午後 病棟回診(カンファレンス)教授・総括医長と懇談 循環器班(心臓カテーテル検査等)NICU(新生児集中治療室)見学
夜間 研修医・教室員と懇親会

できるだけご希望に添ってひとりひとりに合った見学内容を作成いたします。

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